- 週間ランキング
病院によると、女性は「育てたい気持ちがあるが、事情があり誰にも知られたくない」として仮名で出産。特別養子縁組を希望し、マイナンバーカードと運転免許証のコピーを残して退院した。子どもは現在、乳児院に預けられている。
蓮田健院長は記者団の取材に「匿名性を求める女性の受け皿としての流れができつつある」と話した。市子ども政策課は「戸籍作成については法務局に確認しながら進めていく」としている。
市は5月、1例目の子どもについて、職権で戸籍を作成したことを公表。病院は7月、市から里親委託の見通しが立ったと連絡があったことを明らかにした。(了)
【時事通信社】
〔写真説明〕国内3例目の「内密出産」について取材に応じる蓮田健院長(左)ら=21日午後、熊本市の慈恵病院