【台北時事】台湾東部・台東県の新港漁港で17日、深海に生息し「生きた化石」と称されるカグラザメが水揚げされた。捕獲自体が珍しい上、長さ3メートル95センチ、重さ570キロの大物とあって、地元漁師たちも「初めて見た」と驚いている。  カグラザメは世界各地の水深200~2500メートルの深海に生息する。地元漁業者によると、今回捕獲されたのは水深300~400メートルだった。  通常のサメには5対あるエラの穴がカグラザメには6対あるなど、原始的なサメの特徴を持つ。生態はまだ多くが謎に包まれ、各国で調査研究が進められている。 【時事通信社】 〔写真説明〕台湾東部・台東県の新港漁港で水揚げされたカグラザメ=17日(新港区漁業組合の陳錦泰さん撮影・時事) 〔写真説明〕台湾東部・台東県の新港漁港で水揚げされたカグラザメと、捕獲した漁師親子=17日(新港区漁業組合の陳錦泰さん撮影・時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 「大物」深海ザメ水揚げ=4メートルの生きた化石―台湾