ウクライナ軍は、ロシアの占領下にある南部ヘルソン州で攻勢を強め、13日のロイター通信の報道によれば、同州ノバカホフカにあるロシア軍弾薬庫を長距離砲で攻撃した。親ロシア派当局者は、米国がウクライナに供与した長射程の高機動ロケット砲システム(HIMARS)が使用されたと分析した。  ウクライナ軍は12日、この攻撃で52人が死亡したと発表したが、タス通信によるとロシア側は死者を7人としている。  ヘルソン州はロシアが2014年に併合したクリミア半島のすぐ北に位置し、黒海へのアクセスも良好なことから戦略的に重要な地域とみなされている。AFP通信によれば、ウクライナ軍は2月のロシアの侵攻開始直後に占領されたヘルソン州奪還のため、ここ数週間反撃を続けている。 【時事通信社】 〔写真説明〕米軍の高機動ロケット砲システム(HIMARS)=3月6日、サウジアラビア・リヤド近郊(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ウクライナ軍、米提供ロケット砲で攻勢=ロシア占領下の南部