ロシアで収監中の反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏は11日、国際的な汚職追及団体を新たに設立したとツイッターを通じて明らかにした。団体のサイトはロシアのウクライナ侵攻に触れた上で「プーチン(大統領)と側近は権力にとどまるために長年あらゆることを行って盗みを働き、今や戦争を始めた」と糾弾。「勝つまで戦う」とプーチン政権との対決姿勢を強調した。  団体の諮問機関には、ベルギーのフェルホフスタット元首相や米国の政治学者フランシス・フクヤマ氏、著名な米国人ジャーナリストらが参加。設立に際しては、欧州連合(EU)欧州議会が昨年にナワリヌイ氏に授与した人権や自由の擁護活動をたたえるサハロフ賞の賞金を投じるという。  ロシアの裁判所は昨年、ナワリヌイ氏が率いる団体「反汚職基金」などを「過激派組織」に認定。ナワリヌイ氏の関係者はロシア国内での活動が困難になった。 【時事通信社】 〔写真説明〕ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏=2021年2月、モスクワ(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 国際的な汚職追及団体を新設=ロシア反体制派ナワリヌイ氏