【ベルリン時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、ドイツ政府への過激な批判などで物議を醸してきたメルニク駐独大使を解任した。このほか、チェコ、ハンガリー、ノルウェー、インドに駐在する各大使も解任した。  ゼレンスキー氏はビデオ声明で、大使交代を「通常の外交業務」と説明したが、解任の理由には触れなかった。後任人事の準備を進めているという。  メルニク氏は、ウクライナへの姿勢をめぐりドイツ政府や当局者を頻繁に非難。ショルツ独首相を、ドイツ語で理由もなく不機嫌になった人を意味する「気を悪くしたレバーソーセージ」と表現した。先月のインタビューでは、第2次大戦中にナチス・ドイツに協力したウクライナ民族派指導者バンデラを評価する発言をしたことも問題視されていた。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 舌禍の駐ドイツ大使ら5人解任=ウクライナ大統領