【ブリュッセル時事】英国防省は9日の戦況報告で、ロシア軍が国内の予備部隊をウクライナ国境付近に集結させ、今後の軍事作戦投入に備えているとの分析を示した。一方、ウクライナ東部ドンバス地方では、ロシア軍がドネツク州掌握を目指し、激しい砲撃を続けているもようだ。  英国防省によると、ロシアは新たに集結させている歩兵部隊の多くに汎用(はんよう)装甲輸送・けん引車MT―LBを配備しているとみられる。1950年代に重火器けん引用として設計された車両で、防御性能も限られており、「ロシアが前線での輸送任務には適さないと見なしてきたものだ」(同省)という。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ロシア軍、国内予備部隊投入か=東部ドネツクへ砲撃続く―ウクライナ