2025年の大阪・関西万博に向け、老舗の音響・映像機器メーカー「ジャトー」(大阪市北区)は、音と映像の「超臨場空間」をオープンさせた。産官学の関係者やアーティストなどと共創し、イベントや実証実験を進める場としたい考えだ。  ラボと銘打ったスタジオには、高精細の発光ダイオード(LED)ビジョンを壁3面と床に貼り、立体音響装置を導入。仮想現実(VR)を使った映像収録やライブ配信ができるほか、仮想空間「メタバース」体験も可能だ。内装には関西の伝統工芸を用い、中小から大手までの在阪企業の技術も活用している。  前大阪市北区長で同社顧問の上野信子さんは「器はできたので、『コト』を起こしたい」と胸躍らせる。夏頃からは万博関連のトークイベントを開く方向で調整している。 (了) 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 万博に向け、共創の臨場空間=大阪市北区〔地域〕