【バンコク時事】東南アジア諸国連合(ASEAN)の特使として、6月末からミャンマーを訪れていたカンボジアのプラク・ソコン副首相兼外相が一連の日程を終えた。クーデターで権力を握った国軍が拘束している民主化指導者アウンサンスーチー氏との面会は今回も実現せず、国軍と民主派の対話を仲介するASEANの取り組みは行き詰まりを見せている。  特使のミャンマー訪問は3月に続いて2回目。国軍トップのミンアウンフライン総司令官、国軍が外相に任命したワナマウンルイン氏らと会談し、暴力停止や遠隔地への人道支援を要求。また、刑務所敷地内の施設に移送されたスーチー氏を元の軟禁場所に戻すよう訴えた。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ASEAN特使、スーチー氏と会えず=仲介に行き詰まり―ミャンマー