【バンコク時事】中国の王毅国務委員兼外相がミャンマーを訪れ、中部バガンで3日、クーデターで権力を握った国軍が外相に任命したワナマウンルイン氏と会談した。王氏のミャンマー訪問は昨年2月のクーデター後初めて。王氏は「両国関係は国際情勢の変化に左右されず、盤石だ」と強調した。  ミャンマーでは国軍による市民弾圧が続き、欧米は厳しく非難している。国軍には国際的な孤立を深める中、対中関係を維持し、支援を引き出す狙いがある。一方、巨大経済圏構想「一帯一路」を推進する中国にとって、ミャンマーは地政学上の要衝。欧米がミャンマーと距離を置く間に、影響力を高める思惑がありそうだ。 【時事通信社】 〔写真説明〕2日、ミャンマーの空港に到着し、出迎えを受ける中国の王毅国務委員兼外相(中央)(ミャンマー国軍が公開)(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 中国外相、ミャンマー訪問=クーデター後初、影響力拡大狙う