山口県周防大島町で、町職員らがアロハシャツを着て、来島者を歓迎する「アロハ・キャンペーン(アロハビズ)」が始まった。温暖な気候に恵まれ、「瀬戸内のハワイ」と呼ばれることにちなんだ取り組み。期間は8月31日まで。  町は、1885年に約300人の島民が横浜港からハワイに移住して以来、「ハワイ移民の島」として知られる。この歴史を背景に、町とハワイ州カウアイ島は1963年6月22日に「姉妹島縁組」を結び、相互に交流を続けている。  夏季のアロハシャツ着用は、1983年に合併前の旧東和町役場と旧久賀町役場で国際交流などを目的に始まった。近年は、カウアイ島と周防大島町がそれぞれ大切にする「アロハの心」「おもてなしの心」を表現する環境に優しいクールビズとして定着。銀行や郵便局、スーパーマーケット、ホテルの職員やスタッフ、県立高校の生徒たちにも着用が広がり、色鮮やかで涼しげなシャツが夏の風物詩になっている。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 「瀬戸内のハワイ」でアロハビズ=山口県周防大島町〔地域〕