旧ソ連構成国モルドバのサンドゥ大統領が27日、ウクライナを訪れ、ロシア軍の撤退後に多数の民間人の犠牲が明らかになった首都キーウ(キエフ)近郊ブチャなどを視察した。モルドバとウクライナが23日に欧州連合(EU)の加盟候補国に認定された後、サンドゥ氏がウクライナを訪問するのは初めて。  両国とも欧米傾斜を強める一方、国内に親ロシア派支配地域を抱えている。ウクライナのゼレンスキー大統領はサンドゥ氏と会談後の共同記者会見で「EUの歴史的な決定後、ウクライナで会えてうれしい」と歓迎。「両国はロシアの侵攻の脅威を共有している」と指摘した。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 モルドバ大統領がウクライナ訪問=EU加盟候補入り後初