2025年大阪・関西万博の会場となる大阪市の人工島・夢洲で、電柱や街灯のような外観で多様な機能を持つ「スマートポール」の実証実験の様子が公開された。ポールでは、防犯カメラによる顔認証やドローンの充電などができる。風害や塩害に耐性があることを確認し、効果を検証した上で、万博での導入を目指す。  実証に取り組んでいるのは関西電力など。ポールはアニメ「エヴァンゲリオン」に登場する機体の色をモチーフにし、革新的なイメージを持たせた。人工知能(AI)を搭載したカメラが人の顔を見分け、登録された顔写真の人物を検知できる。万博ではカメラで会場内の迷子を見つけ、ドローンで追跡するなどの応用を検討している。  ポールの頭頂部に設けた駐機スペースで、ドローンを充電することもできる。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 「電柱」が万博会場で迷子捜し=大阪〔地域〕