【北京時事】中国の習近平国家主席は22日、新興5カ国(BRICS)関連フォーラムの開幕式でオンライン演説し、「制裁はブーメランであり、もろ刃の剣だ」と述べ、米国が中国やロシアなどに科している制裁に改めて反対した。中国外務省が発表した。  習氏は「国際金融通貨システムの主導的地位を利用して勝手に制裁を行えば、他人を損ない自らを傷つけ、世界の人々に災いとなる」と強調。米主導の経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」などサプライチェーン(供給網)からの中国除外の動きも「他人を遮ろうと図るなら、最後は自分も行き詰まる」と非難した。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 中国主席、制裁は「もろ刃の剣」=BRICS会合で対米批判