【北京時事】中国広東省で麻薬密輸罪に問われ、一審で無期懲役の判決を受けた愛知県稲沢市の元市議、桜木琢磨被告(78)の二審の裁判が20日、同省高級人民法院(高裁)で開かれた。弁護人によると、桜木被告は一審同様「荷物の中身は知らなかった。だまされて利用された」と無罪を主張し、即日結審した。判決期日は後日指定される。  弁護人によれば、この日は一審判決に対する検察側、弁護側双方の意見陳述が行われた。桜木被告もオンラインで参加し、1時間以上にわたって故意を否定し、無罪を訴えた。  桜木被告は2013年に広東省広州市の空港でスーツケースから3キロを超える覚せい剤が見つかり、19年に同市中級人民法院(地裁)で無期懲役を言い渡され、上訴していた。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 元市議、二審も無罪主張=麻薬密輸罪で無期懲役―中国広東省