【シリコンバレー時事】インターネット交流サイト(SNS)最大手の米メタ(旧フェイスブック)は20日、仮想現実(VR)用のゴーグル型端末の試作機を複数公開した。ネット上の仮想空間「メタバース」に関連した技術の開発が進んでいることをアピールし、利用者やアプリ開発企業の関心を高めるのが狙い。  ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)はビデオメッセージで、VRは利用者が空間に入り込み夢中になる「没入感」が重要だと強調。今回公表した試作機のディスプレー技術は、メタバースを成功に導く「最後のとりで」だとした上で、「さまざまな場面を完璧な忠実度で表現できるようになるまで、そう長くかからないだろう」と述べ、開発に自信を示した。  今後の課題は、VR映像を現実と区別がつかない水準にまで高めることだと指摘。ゴーグルの解像度向上や焦点・色の調整などを重ね、軽量・省電力化にも取り組んでいくと説明した。 【時事通信社】 〔写真説明〕仮想現実(VR)用ゴーグル型端末の試作機を装着する米メタのザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)(メタ提供・時事) 〔写真説明〕米メタがこれまでに開発した仮想現実(VR)用ゴーグル型端末の試作機(メタ提供・時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ゴーグル端末、試作機公開=VR技術をアピール―米メタ