詐欺事件の証拠品である組員の名前が書かれた木札を事務所から撤去したとして、愛知県警は17日、証拠隠滅容疑で、特定抗争指定暴力団山口組系組長の薄葉暢洋容疑者(65)=同県豊橋市仁連木町=ら2人を逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。  県警捜査4課によると、薄葉容疑者は山口組若頭補佐で、「直参」と呼ばれる2次団体のトップ。  逮捕容疑は5月17~20日の間に、詐欺容疑で逮捕された組員2人の通称名が書かれた木札を、掲示していた豊橋市内の組事務所から外した疑い。  県警は同17日、暴力団員であることを隠して新型コロナウイルス対策の国の給付金を受け取ったとして、組員2人を逮捕。裏付け捜査のため薄葉容疑者の組事務所を同20日に家宅捜索したところ、以前はあった木札が撤去されていたという。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 証拠隠滅容疑で山口組幹部逮捕=事務所の組員名札外す―愛知県警