ウクライナのメディアによると、ゼレンスキー大統領は14日、東部ドンバス地方でロシアが猛攻を続ける一方、停戦交渉が滞っている現状について「(プーチン政権が)戦争を終わらせたいのなら、対話のテーブルに着かねばならない」と注文を付けた。デンマークの報道各社とのオンライン会見で語った。  また「ウクライナ抜きでウクライナに関する交渉を行うことは不可能だ」と指摘した。黒海経由の穀物輸出をめぐり、頭越しでロシア・トルコ外相会談が8日に行われたことなどに不快感を示したとみられる。  ゼレンスキー氏は、仲介者を入れるか否かは「正直どちらでも同じと思う」と表明。ロシアが軍を撤退させる形で「戦争を終わらせる用意があるのならば、私は(直接対話に)臨む用意がある」と強調し、あくまで会談に応じるようプーチン大統領に求めた。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ロシアは停戦へ直接対話を=ウクライナ大統領、頭越しに不快感