近鉄橿原線結崎駅(奈良県川西町)の新駅舎が完成し、荒井正吾知事らが出席して記念式典が行われた。新駅舎は、県内に伝わる伝統建築の「大和棟」をモダンな形で取り入れたデザイン。小沢晃広町長は「人を運ぶだけでなく、交流やつながりをつくる役割を担ってもらい、未来をつくりたい」と期待を寄せている。  駅は来年で開業から100年。駅前には能舞台を模したウッドデッキを設けたほか、電車内から待合室を通して駅前の古墳などが見えるように工夫されている。町出身の建築デザイナー、川西康之さんは「使い勝手がよくほっとできる駅にしたかった」と話している。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 「大和棟」取り入れた新駅舎=奈良県川西町〔地域〕