囲碁の井山裕太本因坊(33)=名人、王座、碁聖と合わせ四冠=に一力遼棋聖(25)が挑戦する第77期本因坊戦7番勝負の第4局が11、12の両日、福岡県太宰府市で打たれ、井山四冠が196手で白番中押し勝ちした。井山四冠は4連勝で本因坊を防衛。七大タイトル戦で初の11連覇を達成し、二十五世本因坊の趙治勲名誉名人(65)の記録を塗り替えた。  井山本因坊は終局後、「趙先生の10連覇は子どものとき囲碁ファンとして見ていた。自分が(その記録に)チャレンジできるとは夢にも思っていなかったので非常に光栄なこと。今後も精いっぱいやっていきたい」と話した。  趙治勲名誉名人は「11連覇は目の上のたんこぶみたいで嫌です。はるか20連覇までお願いします」とのコメントを寄せた。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 井山四冠が11連覇=最多記録を更新―囲碁・本因坊戦