来日しているポルトガルのフランシスコ・アンドレ外務副大臣が10日、東京都内の同国駐日大使公邸で時事通信のインタビューに応じた。北欧のスウェーデンとフィンランドの北大西洋条約機構(NATO)加盟にトルコが反対していることについて「柔軟な立場に変化し、加盟が実現すると信じている」と述べ、最終的には加盟容認に転じるとの見解を示した。  ポルトガルはNATОの原加盟国。トルコは、テロ組織と見なすクルド人武装組織を北欧2カ国が支援しているなどと反対の理由を挙げている。アンドレ氏は、トルコの懸念に一定の理解を示しながらも「状況を世界規模で考えた場合、(地域の)防衛力を強化しなければならないことは(トルコも含めた)統一見解だ」と述べた。 【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答えるポルトガルのフランシスコ・アンドレ外務副大臣=10日午後、東京都港区
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 トルコの「態度軟化」で実現へ=北欧2国のNATO加盟―ポルトガル外務副大臣