【ワシントン時事】バイデン米大統領は31日、ニュージーランド(NZ)のアーダーン首相をホワイトハウスに招き会談した。両首脳は会談後に共同声明を発表し、中国が4月にソロモン諸島と締結した安全保障協定に言及。「価値観を共有しない国家による恒久的な軍事プレゼンスの構築は地域の戦略バランスを崩す」として、中国に対する懸念を共有した。  NZ首相のホワイトハウス訪問は2014年以来。共同声明によると、太平洋地域への影響力拡大を図る中国の動きを念頭に、両首脳は地域の安定を支えてきた既存の合意などを損なう恐れがあると指摘し、この地域での「戦略的競争の激化」に警戒感を示した。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 中国に強い懸念=「地域の戦略バランス崩す」―米NZ首脳