【北京時事】中国を訪れているバチェレ国連人権高等弁務官は28日、新疆ウイグル自治区の視察など一連の日程を終え、オンラインで記者会見した。ロイター通信によると、バチェレ氏はウイグル問題に絡み「対テロ政策の見直し」を中国に要求。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)と中国政府は今後、定期的に高官による戦略対話を行うと明らかにした。
 AFP通信によれば、バチェレ氏は訪中の目的を「調査ではない」と述べ、訪問が中国当局によって「監視されることはなかった」と語った。その上で、新疆について、中国の「恣意(しい)的で無差別な」やり方には反対すると表明した。 【時事通信社】
〔写真説明〕バチェレ国連人権高等弁務官=2月28日、ジュネーブ(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 中国は対テロ政策見直しを=新疆視察の国連人権弁務官