【シリコンバレー時事】簡易投稿サイトを運営する米ツイッターの株主の一部が、同社の買収をめぐり、米実業家イーロン・マスク氏をカリフォルニア州の連邦地裁に民事提訴したことが26日明らかになった。マスク氏のツイッター株取得の情報が適切に開示されなかったことなどが株価操作に当たるとして、損害賠償を求めている。  提訴は25日付。マスク氏がツイッター株式の約9%を取得した情報は、米証券取引委員会(SEC)への届け出で4月4日に判明。これを受け、ツイッターの株価は急騰した。訴状によると、マスク氏は3月14日までに情報開示が求められる5%以上の株式を買い付けていた。  原告は、情報開示を遅らせることで、マスク氏が割安な株価でツイッター株の取得に成功し、約1億5600万ドル(約200億円)の資金を節約できたと主張した。 【時事通信社】 〔写真説明〕米実業家イーロン・マスク氏(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 株価操作でマスク氏提訴=米ツイッター株主