【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会は25日、ウクライナに侵攻したロシアなどに発動しているEUの制裁を逃れる行為を「犯罪」として明確に位置付けることを提案した。制裁対象となったオリガルヒ(新興財閥)などの資産押収を可能にし、ウクライナ再建に活用する道を開く狙いがある。  現状では加盟国ごとにばらつきのある制裁の執行状況について域内で統一を図り、資産凍結だけでなく押収もできるようルール整備を進める。フォンデアライエン欧州委員長はツイッターで「オリガルヒの資産は差し押さえられ、できる限りウクライナ再建に使われるべきだ」と訴えた。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 対ロ制裁逃れの「犯罪」化提案=押収資産活用に道―EU