【台北時事】台湾の蔡英文政権は、中国による台湾侵攻があれば米国が軍事介入する考えを示したバイデン米大統領の発言を歓迎している。外交部(外務省)と国防部(国防省)は24日の定例記者会見で、それぞれ歓迎と感謝の意を表明。台湾政府関係者は「これまでで最も明確な表現で、意図的な中国抑止だ」と評価した。  バイデン氏の発言が、台湾防衛を明言しない歴代米政権の「戦略的曖昧さ」の転換を意味するかについては、慎重な見方が多い。24日の会見で台湾政府としての受け止め方を問われた外交部の欧江安報道官は「バイデン大統領もホワイトハウスも台湾政策は変更していないと説明している」と米側の発表をなぞった。 【時事通信社】 〔写真説明〕台北の台湾総統府庁舎=24日(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 バイデン発言は「中国抑止」=台湾、米政策変更なしに理解