【北京時事】中国配車サービス大手の滴滴出行(ディディ)は23日、米ニューヨーク証券取引所での上場廃止を決めた。北京市内で臨時株主総会を開き、株主の承認を得た。同社が保有する走行データなど重要情報の対米流出を懸念する中国当局の意向に応えた形となり、今後は香港市場への再上場を目指すもようだ。  同社によると、上場廃止の手続きを進めることをニューヨーク証取へ通知した。米証券取引委員会(SEC)への書類提出は6月2日以降になる見通しで、手続きが完了するまでは別市場へ再上場しないという。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ディディ、米上場廃止を決定=中国当局が懸念