【カイロ時事】イラクやシリアなど中東の広範囲で23日、大規模な砂嵐が発生し、イラクでは1000人以上が呼吸困難を訴えて入院した。AFP通信が伝えた。中東で大きな砂嵐が起きるのは4月以降で既に9回目。高温や降雨不足による干ばつが深刻化しており、気候変動の影響が指摘されている。  イラクのカディミ首相は23日、医療や治安当局以外の政府関連施設の休業を指示。首都バグダッドなどイラク各地に加え、隣国クウェートでも視界不良のため航空機の離着陸が一時中断された。サウジアラビアやバーレーンでも当局が市民に注意を呼び掛けた。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 中東でまた砂嵐=イラクで千人呼吸困難