【イスタンブール時事】トルコのエルドアン大統領は18日、首都アンカラで演説し、北大西洋条約機構(NATO)加盟を同日申請した北欧のスウェーデンとフィンランド両国が23日に、トルコへの代表団派遣を計画していると明らかにした。  NATO加盟にはトルコを含む全加盟国の同意が必要となる。エルドアン氏は演説で、北欧2国によるトルコの反政府武装組織クルド労働者党(PKK)への支援などを理由に、加盟に同意できないとの立場を改めて強調。姿勢を変えないなら「わざわざ来なくてもいい」と突き放した。  トルコはPKKをテロ組織とみなすが、欧米各国ではトルコ当局が国内少数派のクルド人を弾圧しているとして、クルド人側への同情論が根強い。エルドアン氏は、NATO加盟各国にも「トルコにとって治安面で敏感な部分を理解してほしい」と語った。 【時事通信社】 〔写真説明〕トルコのエルドアン大統領=9日、アンカラ(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 北欧2国、23日に代表団計画=トルコ大統領「来なくていい」