【バイセンハウス(ドイツ北部)時事】先進7カ国(G7)外相会議が12日、ドイツ北部バイセンハウスで3日間の日程で開幕した。議長国ドイツのベーアボック外相は開幕に当たり、ロシアのウクライナ侵攻が「欧州だけでなく、世界の危機になった」と指摘し、国際社会が一致して対応する必要性を強調。とりわけ穀倉地帯でもあるウクライナからの穀物輸出が滞り、アフリカ諸国などで食料危機が拡大しているとして、輸出を支援する方針を表明した。  ベーアボック氏は、ロシアのプーチン大統領が「危機を国際社会の分断に利用しようとしている」と糾弾。食料危機もその一環だとして「G7は阻止する」と断言した。ベーアボック氏によると、ロシア軍の妨害によってウクライナの港湾で足止めされている穀物は2500万トンに上る。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ウクライナ侵攻は「世界の危機」=穀物輸出を支援―G7外相会議開幕