「おぼろ月夜」に歌われた長野県飯山市の菜の花が満開になった。見渡す限り「黄色のじゅうたん」を敷き詰めたような菜の花畑の黄色と信州の山々の緑が映え、千曲川のほとりを心地よい風が吹き抜ける。見頃は5月中旬まで。  観光名所「小沼(おぬま)の菜の花」は道の駅「花の駅・千曲川」近くの河川敷に咲く。今年の植栽面積は、東京ドーム約4・9個分に相当する23ヘクタールと過去最大。地元住民でつくる「花咲く会」が種をまいた。菜の花と言えば、「アブラナ」だが、当地では名産「野沢菜」だ。  近くの公園では「菜の花まつり」も3年ぶりに開催された。台風被害の後に新型コロナウイルスが続いただけに、花咲く会の兼子喜男代表(74)は「今年は格別」と喜びもひとしおだ。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 黄色のじゅうたんが見頃=長野県飯山市〔地域〕