【サンパウロ時事】ブラジルのルラ元大統領が米タイム誌のインタビューで、ロシアのウクライナ侵攻について、ウクライナのゼレンスキー大統領にも責任の一端があるとの見解を示したことが4日、分かった。左派のルラ氏は10月の大統領選を前に支持率でトップを独走している。  ルラ氏は「プーチン氏(ロシア大統領)はウクライナを侵略すべきではなかった」としながらも、「戦争について、ウクライナ大統領はプーチン氏同様に責任がある」と強調。「ゼレンスキー氏は戦争をしたかったのだろう。さもなければ、もう少し交渉をしていたはずだ」と述べ、ゼレンスキー氏の侵略回避努力が足りなかったと指摘した。また、侵略の要因とされる北大西洋条約機構(NATO)拡大について、米国や欧州連合(EU)の責任を追及した。 【時事通信社】 〔写真説明〕ブラジルのルラ元大統領=1日、サンパウロ(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 「ゼレンスキー氏にも責任」=ブラジル大統領選で独走のルラ氏