防衛省は4日、沖縄県沖の太平洋で中国海軍の空母「遼寧」が艦載機を発着艦させるのを確認したと発表した。日本近海での発着艦訓練は昨年12月以来。海上自衛隊の護衛艦「いずも」などが引き続き警戒している。  同省によると、沖縄県の沖大東島の南西160キロの海域を進む遼寧など中国艦艇7隻を海自が監視していたところ、3日正午から午後6時ごろにかけ、遼寧から艦載戦闘機や艦載ヘリが複数回発着艦するのが確認された。空自の戦闘機が緊急発進したが、領空侵犯や危険な行動はなかった。   7隻はいずれも1日から2日にかけて、沖縄本島と宮古島の間を南進した艦艇で、海自などが警戒監視を続けていた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕沖縄県沖の太平洋で中国海軍の空母「遼寧」から発艦する艦載戦闘機=3日午後(防衛省統合幕僚監部提供)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 中国空母が艦載機発着=沖縄沖で、昨年12月以来―防衛省