【イスタンブール時事】ロシアのラブロフ外相が1日、イタリアのテレビとのインタビューで、ユダヤ人を弾圧したナチス・ドイツの独裁者ヒトラーに「ユダヤ人の血が流れている」と発言し、イスラエルで反発が高まっている。同国のラピド外相は2日、「許せるものではない」と述べ、ロシア大使を呼び抗議する姿勢を示した。イスラエルのメディアが伝えた。  ラブロフ氏は、ロシアが軍事作戦を展開するウクライナを批判する文脈で「ゼレンスキー大統領がユダヤ系だからといって、ウクライナでのナチスの存在が否定されるわけではない」と主張。その上で、ヒトラーとゼレンスキー氏を「ユダヤ系」として同一視した。 【時事通信社】 〔写真説明〕ロシアのラブロフ外相=4月26日、モスクワ(AFP時事) 〔写真説明〕イスラエルのラピド外相=4月24日、エルサレム(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 「ヒトラーにユダヤ人の血」=ロシア外相発言、イスラエル反発