旭日小綬章の受章が決まった俳優の桃井かおりさん(71)は「ものすごくうれしい。私なんかでいいのか、というのが本音。国から賞を頂くんだと聞いたら、体が活気づいちゃって」と喜びを語った。  1971年にデビューし、映画「もう頬づえはつかない」やテレビドラマ「花へんろ」など多数の作品に出演。半世紀を超える俳優生活に「好きな仕事で、本当にむきになってしまうので、皆さんにご迷惑をお掛けしてきた。ここまで俳優をやってこられたなんて信じられない」と目を細めた。  最近は「お芝居がまた面白くなっている。どうにでも自由にできるようになってきちゃって」と、演技の新たな境地も実感している。「作品一本一本、関わる人と誠実に向き合っていきたい」と言葉に力を込めた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕桃井かおりさん
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 「私なんかでいいのか」=桃井かおりさん―春の叙勲