【ロンドン時事】ロシア軍に包囲されたウクライナ南東部の要衝マリウポリで、人道危機が一層深刻化している。「最後のとりで」のアゾフスタル製鉄所に避難民らと共に立てこもるウクライナ部隊のボリンスキー司令官は27日、SNSに投稿した動画で、多数の負傷者が手当てを受けられないなど「状況は非常に深刻」とし、第2次大戦中にドイツ軍に追い詰められた数十万人の英仏兵らを退避させた「ダンケルク撤退作戦」のような大規模救出計画の実行を各国指導者に訴えた。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 マリウポリの「状況深刻」=現地司令官が救出作戦訴え―ウクライナ