【ワシントン時事】米俳優ジョニー・デップさん(58)が映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズから降板させられたのは、元妻の女優アンバー・ハードさん(36)への家庭内暴力(DV)疑惑が原因だとデップさんの元代理人クリスチャン・カリノ氏が主張している。デップさんがハードさんを名誉毀損(きそん)で訴えている裁判で27日、録音されたカリノ氏の宣誓供述が読み上げられた。  カリノ氏は降板について「アンバーさんの起こした告発が関係しているというのが私の意見だ」と断言。制作会社の米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニー側から明確に聞いたわけではないが、降板の理由は「分かった」と述べた。  デップさんとハードさんは2015年に結婚したが、2年で離婚に至った。その後、ハードさんは18年、米紙ワシントン・ポストへの寄稿で自身を「DV被害を代表する著名人」と名乗った。デップさんへの言及はなかったが、示唆する内容で名誉を傷つけられたとデップさんが提訴。ハードさんも反訴し、互いに高額の損害賠償を求め合っている。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 映画降板「DV疑惑が原因」=デップさん元代理人証言―米