【クアラルンプール時事】マレーシア当局によると、同国北西部の難民収容施設から20日未明、500人を超えるイスラム系少数民族ロヒンギャが集団脱走する事件が発生した。6人が逃走中に事故死した。  警察幹部は、300人以上を捕らえたとし「残る収容者の行方を追っている」と説明した。死亡したのは男女各2人と子供2人。高速道路を横切ろうとした際に事故に遭ったとみられる。この幹部は脱走の動機について「収容者には不満があったのだろう」と指摘した。  AFP通信によれば、イスラム教徒が多数派で国が比較的豊かなマレーシアは、ロヒンギャ難民の主要な逃避先となっている。ミャンマーでの迫害を逃れるため、船で密入国するケースが多い。10万人以上のロヒンギャ難民が滞在し、建設現場などで不法就労している。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 ロヒンギャ難民が集団脱走=収容施設から、6人が事故死―マレーシア