【ニューデリー時事】アフガニスタンの民放トロTVが16日伝えたところによると、パキスタン軍がアフガンのパキスタン国境地帯に越境攻撃を行い、女性や子供を含め少なくとも46人が死亡した。  パキスタン外務省は17日の声明で、イスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動(TTP)」がここ数日、アフガン側からパキスタン治安部隊を攻撃していたと主張、TTPを標的とした報復攻撃が行われたことを示唆した。  トロTVによれば、パキスタン軍はアフガン東部ホスト州とクナール州に空爆や砲撃を実施。トロTVは「(16日)午前3時ごろ空爆が始まり、家屋が破壊された」という住民の声を伝えた。アフガンのタリバン暫定政権は16日、パキスタンの駐アフガン大使を呼び、抗議した。 【時事通信社】 〔写真説明〕16日、アフガニスタン東部ホスト州の病院で治療を受ける、パキスタン軍の空爆で負傷した少年(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 パキスタンが越境攻撃、46人死亡か=武装勢力標的も子供ら巻き添え―アフガン