ウクライナ非常事態庁は13日、ロシア軍の激しい砲撃が続く東部ドネツク州で、全壊した民家から、飼い犬が救出されたと発表した。救助隊員らががれきをかき分け、黒毛の小型犬を取り上げると「やったぞ」と歓声が上がった。  同庁が公表した動画によると、民家では愛犬が見つからず、救助隊員らが捜索。ぐったりした犬が埋まっているのを発見し「生きているぞ」「水を、水を」と作業を急いだ。犬は尻尾を振り、大きく呼吸を始めた。砲撃で「九死に一生」を得たという住人の年配男性は、小さな命を抱きかかえ「本当にありがとう」と繰り返していた。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 小さな犬、奇跡の救出=砲撃後がれきから―ウクライナ東部