国営諫早湾干拓事業(長崎県)をめぐり、潮受け堤防排水門の開門を命じた2010年の確定判決の効力が争われた訴訟で、漁業者側は8日、国の訴え通り確定判決の無力化を認めた福岡高裁差し戻し審判決を不服として、最高裁に上告した。   福岡高裁は先月25日、諫早湾周辺の漁獲量が増加傾向にあることなど確定判決後に生じた事情の変化を考慮。国の訴えを退けた一審判決を取り消し、国側の逆転勝訴とした。(了)【時事通信社】
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記事名:「 漁業者側が上告=開門判決無力化に不服―諫早干拓訴訟