【北京時事】中国外務省の趙立堅副報道局長は6日の記者会見で、ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊のブチャなどでロシア軍の撤退後、民間人とみられる多数の遺体が確認されたことについて、「中国は民間人の被害に重大な関心を寄せている。事件の真相と原因を調査しなければならない」と指摘した。ただ、「調査の結論が出る前に、ゆえなく責め立てることは避けるべきだ」とも述べ、ロシアに対する糾弾に同調しない考えを強調した。  一方、欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表(外相)は5日の欧州議会で、1日にオンライン形式で開いた中国との首脳会談に関し、「中国のリーダーはウクライナについて話したがらなかった」と中国側の姿勢を批判した。これに対し、趙氏は6日の会見で「会談は成功裏に行われた。事実に符合しない、無責任なコメントはすべきでない」と反論した。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 民間人殺害、まず調査を=中国がEU外相の批判に反論