コンクリート片の落下で作業員1人が負傷する事故が起きた愛知県春日井市のリニア中央新幹線「第一中京圏トンネル(西尾工区)」について、JR東海は4日、中断していた工事を再開したと明らかにした。  事故は3月1日、本線トンネルの工事で発生。吹き付けたコンクリート片がはがれ落ち、作業員が肋骨(ろっこつ)を折るなどした。同社は事故の主な原因について、吹き付けたコンクリートの厚さが過大だったと分析している。  リニアのトンネル工事をめぐっては、昨年10月に岐阜県中津川市で作業員2人が死傷するなど事故が相次ぎ、一部工区で中断が続いている。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 愛知のリニア工事再開=作業員負傷で中断―JR東海