【ワシントン時事】米空軍は1日、ロシアとの緊張激化を回避するために延期していた大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン3」の発射実験を取りやめたと発表した。ロシア軍によるウクライナ侵攻で情勢が緊迫する中、無用な刺激を避けるためという。  空軍は声明で「ロシアによるウクライナ侵攻の最中に誤解を招かないよう慎重を期すため、一時延期された発射実験を中止した」と表明。米軍の核戦力の即応性に影響はないと強調した。  冷戦期に配備されたミニットマン3は老朽化が進んでおり、米軍は定期的に発射実験を行って性能を確認している。今回中止が決まったのは3月に予定されていた実験。年内に次の発射実験も予定されている。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 米、ICBM実験を中止=対ロシアで緊張回避