【ニューデリー時事】インドを訪問中のロシアのラブロフ外相は1日、ニューデリーでジャイシャンカル外相と会談した。インド主要メディアによると、ラブロフ氏は会談冒頭、ウクライナ問題で、対ロ強硬姿勢を取る欧米諸国などにインドが同調していないことについて「一方的にならずに状況を受け止めていることを評価する」と表明した。 インド民放NDTVによれば、ラブロフ氏は会談後、記者団に「インドがロシアから購入したいものがあれば何であれ、協議の用意がある」と強調。両国の友好関係維持に強い意欲をのぞかせた。 インド外務省によると、ジャイシャンカル氏は会談で、「対話と外交を通じた解決」を求める立場を改めて伝えた。 インドはロシアの伝統的な友好国。ロシア軍のウクライナ侵攻に関し、国連総会と安保理での対ロ非難決議案採決で棄権した。 【時事通信社】 〔写真説明〕1日、ニューデリーで会談に臨むインドのジャイシャンカル外相(右)とロシアのラブロフ外相(ロイター時事)