2019年の参院選をめぐる大型買収事件で、河井克行元法相(59)=公選法違反罪で実刑確定=らから現金を受領したとして、広島簡裁などは29日までに、同法違反(被買収)罪で略式起訴された元広島県議ら12人に略式命令を出した。  略式命令が出されたのは、岡崎哲夫(66)、奥原信也(79)、平本英司(48)、平本徹(56)各元広島県議のほか、同県三原市の天満祥典前市長(75)、安芸高田市の児玉浩前市長(58)ら。計200万円を受け取った奥原元県議は罰金100万円、追徴金200万円。他の11人は罰金15万~50万円、追徴金30万~150万円。いずれも確定すると、公民権が5年間停止される。  起訴状などによると、12人は河井元法相や妻の案里元参院議員(48)=有罪確定=から、案里氏への投票や票の取りまとめなどの趣旨で、現金を受領したとされる。 (了)【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 元広島県議ら12人に罰金=河井元法相らから現金―簡裁