【ワシントン時事】サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は22日、ホワイトハウスで記者会見し、バイデン大統領の欧州歴訪の詳細を明らかにした。バイデン氏は主要国首脳らと、ウクライナを侵攻するロシアへの追加制裁を協議。欧州のエネルギー安全保障強化と天然ガスのロシア依存の削減に向けて「共同行動」を発表する。  米政府は既にロシア産の原油や液化天然ガス(LNG)などを禁輸。一方、欧州連合(EU)は天然ガスの約4割をロシアに頼っており、一致した対抗措置を打ち出せていなかった。  バイデン氏は24日、ブリュッセルで北大西洋条約機構(NATO)、EU、先進7カ国(G7)の一連の会議に出席。サリバン氏によると、首脳らは新たな対ウクライナ軍事支援についても調整を行う。  サリバン氏は「この戦争は簡単には終わらない。大統領は歴訪で西側の団結が続くことを確認し、われわれは覚悟を決めて(侵攻が続く限り)問題解決に取り組むという強いメッセージを発信する」と語った。 【時事通信社】 〔写真説明〕22日、ホワイトハウスで記者会見するサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)(AFP時事)
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 対ロ依存減で「共同行動」=天然ガスめぐり―米欧首脳