【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は25日公表した声明で、ロシアによる軍事侵攻を受けているウクライナに対し、一段の金融支援に向けた「あらゆる選択肢を検討している」ことを明らかにした。ウクライナ当局はIMFに対し、緊急融資を求めているという。  ゲオルギエワ氏は、ウクライナ情勢の深刻化が「世界中で重大な経済リスクをもたらしている」と警告。IMFとしても、金融システムの機能や、原油や穀物などコモディティー(商品)市場などへの影響について精査していると強調した。  同氏は25日のオンライン会合で、事態悪化を受けたエネルギー・穀物価格の上昇で「インフレへの懸念が増大している」と述べ、警戒感をあらわにした。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 「あらゆる選択肢」検討=ウクライナ金融支援で―IMFトップ