【ワシントン時事】米通商代表部(USTR)は17日、模倣品や海賊版が流通する「悪名高い市場」に関する2021年版の報告書を公表した。中国やロシアなど18カ国の35市場と、世界42のインターネット市場を指定。中国電子商取引大手のアリババ集団と騰訊(テンセント)が運営する市場を追加し、知的財産権侵害の取り締まり強化を促した。  タイUSTR代表は声明で「模倣品は世界の消費者や労働者の健康と安全に重大なリスクをもたらす可能性がある」と警告。報告書は「中国は世界最大の模倣品供給源」だと指摘し、違法取引が横行していると断じた。 【時事通信社】
情報提供元: 時事通信社
記事名:「 米、中国市場の知財侵害警告=アリババ、テンセント系列