【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会は10日、2022年のユーロ圏実質GDP(域内総生産)が前年比4.0%増加するとの見通しを示した。昨年11月公表の従来予想(4.3%増)から下方修正した。一方、22年のユーロ圏の消費者物価指数上昇率の予想は3.5%(従来2.2%)と大幅に引き上げた。  新型コロナウイルス感染再拡大に加え、エネルギー価格高騰が想定よりも長期化。半導体不足などに伴う供給制約の影響も年前半は続くと見込み、足元での経済への逆風が強まった。  23年については、GDPは2.7%増と従来予想(2.4%増)から上方修正。物価上昇率は1.7%と予想した。 【時事通信社】
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記事名:「 ユーロ圏GDP、22年は4.0%増=物価は上方修正―欧州委予想