【ニューデリー時事】英ＢＢＣ放送は８日、中国の領土侵犯を批判する報告書をネパール政府が作成していたと報じた。中国とインドの２大国に挟まれたネパールは昨年７月、親中の共産党政権からインド寄りの政権に交代した経緯がある。ただ、ネパールが中国を批判するのは異例だ。 昨年９月、北西部フムラ郡で中国による領土侵犯があったとの情報を受けて報告書の作成が始まったという。ＢＢＣによると、中国による領土侵犯をネパールが公的文書で指摘するのは初めて。 【時事通信社】 〔写真説明〕ネパールの首都カトマンズ郊外の風景＝２０２１年１１月（ＡＦＰ時事）